補助金の中でも比較的に敷居が低く、利用しやすい
「小規模事業者持続化補助金」の令和4年度の申請が始まっています。
補助金の対象となる事業範囲が広いことに加えて、
書類審査のみということもあり初心者でもチャレンジしやすい内容となっています!
令和3年度の内容については、昨年12月に「持続化補助金」のブログでもご紹介しましたが
今回は、小規模事業者が今後直面する制度変更に対応した特別枠が新設され、注目されています。
【小規模事業者】とは、
常時使用する従業員が20人以下(商業・サービス業は5人以下)等の個人又は法人の事業者を指します。
補助上限最大200万円!特別枠が拡充
平成26年から毎年継続的に公募が行われている「小規模事業者持続化補助金」。
令和4年の公募では5つの「特別枠」が新設され、
補助上限が通常枠の4倍となる最大200万円まで引き上げられています。
今回注目したいのは、
企業が取り組む働き方改革につながる「賃金引上げ枠」に加えて、
令和5年10月1日から開始される「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」発行事業者への
転換を支援する「インボイス枠」です。
賃金引上げ枠とは
販路開拓の取り組みに加えて、
補助事業の終了時点で事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上である小規模事業者が対象です。
なお、すでに事業場内最低賃金が上記の条件を達成している場合は、
現在支給している(※)、事業場内最低賃金より+30円以上とする必要があります。
※申請時点において直近1か月で支給している賃金のこと。
また、また赤字事業者については、補助率の引き上げに加えて、加点による優先採択が行われます。
インボイス枠とは
令和3年9月30日から令和5年9月30日の属する課税期間で
一度でも免税事業者であった又は免税事業者であることが見込まれる事業者のうち、
インボイス発行事業者に登録した事業者が対象です。
よくあるご質問
Q.賃金引上げ枠において、事業場内最低賃金はアルバイト・パートの給料も含まれますか?
A.事業場内最低賃金とは、事業者のそれぞれの事業場において、最も低い賃金のことです。正社員だけでなく、パートやアルバイトも含みます。
Q.インボイス枠は、インボイス対応のためのPC及びプリンターなどの周辺機器も補助対象になりますか?
A.すべての申請類型において、補助対象経費は同一であり、PC及び周辺機器は、補助対象外です。 なお、インボイス対応を見据えたデジタル化に関する補助制度として、IT導入補助金をご活用いただけます。
Q.以前、持続化補助金で採択を受けましたが、今回の申請は可能ですか。
A.各種要件はありますが、一定の期間が過ぎていれば再度申請することが可能となります。
Q.商工会、商工会議所の会員でなければ、応募できませんか?
A.会員、非会員を問わず、応募可能です。
補助金を受けるには、地域の商工会・商工会議所の助言を受けながら経営計画を作成する必要があります。
Q.申請期限を教えてください
A.今年度内では合計4回の申請が予定されています。
第8回では受付締切間近ですので、次回の申請に向けて余裕をもって行いましょう。
各種補助金についてのご相談はコチラ
令和4年度の「小規模事業者持続化補助金」の公募は、昨年度からの変更点も多いため
しっかりと準備を整えてからの申請が必要になります。「初めての補助金申請で、何から準備していいか分からない」、「自社に適した補助金を知りたい」、
などのお困りごとがありましたら、現在の状況や将来を見据えて合わせて提案、
必要となる書類作成をサポートします。
参考:小規模事業者持続化補助金公式ホームページ